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キバナコスモス(黄花コスモス) キク科|コスモス属

キバナコスモス
撮影日:2011年9月12日|場所:東京都葛西臨海公園

コスモスと言う名前が付いていますが、一般的にコスモスと言われているオオハルシャギクとは同属別種の植物です。
コスモスと並んで、コスモス畑の一画を占めている場合が多いのですが、コスモスに比べると花期は若干長く、コスモスが咲き始める前から咲き、コスモスが枯れても咲き残っていることが多いようです。
背の高さは0.8〜1.2メートルほどで、コスモスよりは少し背が低く、また、葉の広さや葉何の大きさなどもコスモスとは僅かに違うため、コスモスとはまた違った印象を受ける花です。
原産地は、コスモスと同じメキシコの高原で、コスモスよりは少し遅れて、大正時代のはじめ頃に日本に輸入されたようです。コスモスほどではありませんが、たまに川の土手などに野生化しているのを見かけます。


<2011年9月13日>
東京の葛西臨海公園の大観覧車の下にある、コスモス畑のコスモス(オオハルシャギク)の隣の大きなスペースに植えられていました。
コスモスと違い、濃い黄色一色なのでよく目立ちます。

キバナコスモス ▲熊蜂がたくさん飛んでいました。   キバナコスモス ▲海の見える斜面に植えられているキバナコスモス。

 
キバナコスモス・メモ
■キバナコスモスの特徴
キバナコスモス
背の高さは、大体0.8〜1.2メートル前後。鉢植え用の20cmほどの品種もあるようです。
茎の途中で何度か分岐し、茎の先端から細く長い花柄を出して、その先端に直径3〜5cmほどの花を付けます。
花は、一重咲きと八重咲きがあり、園芸種は八重咲きが多いそうです。
舌状花は、色は濃い赤みがかった黄色または橙色で、先端が3〜4裂しています。
筒状花は、黄色で、コスモスよりは長く突き出しています。
葉はコスモスよりも幅広く、深く切れ込んでいます。
キバナコスモス ▲逆光で透けて輝いているキバナコスモス。
キバナコスモス ▲群生するキバナコスモス。コスモスに比べると、か弱さと言うより、むしろたくましさを感じる花です。