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ヤマブキ(山吹)の変種? バラ科

写真
撮影日:2003年4月12日 場所:千葉県習志野市香澄公園


日本全国の山地の渓流沿いなどに自生する2メートルほどの落葉低木。公園の植え込みや庭木としても親しまれています。名前は、枝が弱々しく風に揺られる様子から「山振り」と呼ばれていたものが転訛して「ヤマブキ」となったと言われています。鮮やかな黄色の5弁の花をつけ、山の春を賑わします。
八重咲きのものもあり、太田道灌の故事で有名な「七重八重花は咲けども山吹の 実の一つ だになきぞ悲しき(後拾遺和歌集)」は、八重咲きのヤマブキのことです。
白い花をつける「シロヤマブキ」は、ヤマブキに似ていますが別の種類で、4弁花です。

このヤマブキの花はちょっと変わっています。花びらが細く、波打っています。しかしヤマブキであることには間違いありません。というのは、同じ株に正常なヤマブキの花が咲いていたからです。開き始めなのか、日当たりの加減なのか観察していないのでわかりません。
サムネール写真
▲全体
サムネール写真
▲正常なヤマブキの花