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ヒメコバンソウ(姫小判草) イネ科|コバンソウ属

ヒメコバンソウ
撮影日:2011年5月8日|場所:千葉県習志野市秋津

コバンソウの仲間ですが、一見コバンソウには見えません。4月中旬頃から6月にかけて、何か草むらにカスミソウのようなもやもやしたものがあるな、と感じたら、おそらくそれがヒメコバンソウです。どこにでも咲いているヨーロッパ原産の帰化植物です。 よく見ると2〜3ミリのおにぎり状の花で、うろこ状になっているところはコバンソウに似ています。 イネの苗とか、スズメノテッポウのような形の葉の間から、細い茎を伸ばし、それが無数に枝分かれして、その先に垂れ下げるようにして花をつけます。花は小さな穂になっていて、緑色をしているのですが、それが太陽の光を受け、きらきらと風に揺れていると、白い小さな花がたくさん空中に散らばっているように見えます。
 
ヒメコバンソウ・メモ
■ヒメコバンソウの特徴
ヒメコバンソウ ▲草むらに群生
背丈は20cmから40cmほど。日当たりのよい道端や草地などに群生します。
ヒメコバンソウ ▲糸状の花柄から垂れ下がる
細い茎から無数に枝分かれし、その先の糸のように細い花柄からぶら下がるようにして花が咲きます。
ヒメコバンソウ ▲穂が出始めたころ
穂は最初は葉の中に包み込まれるようにして収まっています。