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ハナハマセンブリ (花浜千振) リンドウ科|シマセンブリ属

ハナハマセンブリ
撮影日:2011年5月31日|場所:千葉県船橋市南船橋駅前空地

今日、2011年5月31日、セイヨウヒキヨモギ を発見した同じ日の同じ場所で、ハナハマセンブリを見つけました。空地の囲いの外に、なぜか1株だけポツンと咲いていたのです。花の色がピンクなので、遠目にも目立ちます。
この花は、2003年にすでに発見していて、撮影してあったのですが、しばらく名前がわからなかったことと、当時のデジカメが300万画素と解像度が低くさらにピンとも甘かったので、そのまま放っておいたのです。去年(2010年)にまた見つけ、そのときにハナハマセンブリではないかと見当をつけていました。
今回、改めてネットでいろいろ調べて見ると、1988年に報告された帰化植物ということなので、非常に新しい花です。
ほとんどのサイトに、ベニバナセンブリと見分けがつかないほどよく似ていると書いてあります。私は、この一種類しか見たことがないので、何とも言えないのですが、色の感じなどからみるとハナハマセンブリなのではないかと思っています。

ネットで調べていて、今回非常に気になったのは、花の名前が「ハナハマセンブリ」と書かれているものと「ハマハナセンブリ」と書かれているものが多いことです。
割合としては6-4くらいで「ハナハマセンブリ」の方が優勢の様なので、ここでは「「ハナハマセンブリ」という表記にしました。
平凡社の「日本の帰化植物」にはそのように表記してあるようなので、おそらくこれが正しいと思います。

 
ハマハナセンブリ・メモ
■ハマハナセンブリの特徴
ハマハナセンブリ ▲2011年5月31日撮影
ハマハナセンブリ ▲2010年5月1日撮影
ハマハナセンブリ ▲2003年6月29日撮影
花は、5弁で1cmほどの大きさ、色は淡紅色。
真ん中の去年撮影したものは、撮影日が5月1日とちょっと花の開花が早すぎることと、色が淡い感じがするので、ひょっとするとベニバナセンブリかも知れません。
面白いことに、右端に4弁の花が一つ写っています。
ハマハナセンブリ ▲花と虫
ハマハナセンブリ ▲蕾
ハマハナセンブリ ▲1株から数回枝分かれする