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サイハイラン(采配蘭) ラン科|サイハイラン属

サイハイラン
撮影日:2006年6月4日|場所:東京都高尾山

このサイハイランは、高尾山でセッコクを見た同じ日、初めて目にしたものです。セッコクが咲いていた谷の斜面で見つけたのですが、枯れているのかと思い、また雨も降っていたので、手持ちで数枚さらっと撮っただけでした。
帰ってから図鑑で調べて見ると、どうもこれは枯れているのではなく、こういう花らしいのです。
その後、サイハイランにはこれまで一度も出会ったことがないので、もっとまじめに撮影しておけばよかったと悔やまれます。
名前の由来は、花の様子が戦国時代の武将が使った采配に似ていることから、「采配蘭」と呼ばれたということです。

 
サイハイラン・メモ
■サイハイランの特徴
サイハイラン ▲雨の沢に数本。
セッコク ▲本当に采配に似ている。
花茎の高さは30〜50cmほど。すっと伸びた茎の先に、10〜20個の細長い花を房状に付ける。
花はちょっとくすんだ薄紫で、ちょっと不思議な花。これまで見たどの花にも似ていないように思う。
咲き始めは横向きらしいのですが、次第に下を向くらしい。