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ヤエドクダミ(八重毒痛) ドクダミ科|ドクダミ属

ヤエドクダミ
撮影日:2011年6月20日|場所:千葉県市川市

一昨日(2011年6月20日)、やっと八重咲きのドクダミに出会えました。 市川の江戸川土手に野の花を探しに行った帰り道、農家の生け垣の下に群生していたのを見つけました。
一瞬、なんだか信じられない感じでしたが、周りのドクダミすべてが、八重咲きのドクダミなのです。
それまで、一度は八重咲きのドクダミを見て見たいと、ドクダミを見るたび、念入りに探してはいたのですが、これまで、一度も出会うことはありませんでした。
まさか、こんな形で出会うとは、奇跡です。
実は、江戸川土手を歩いている最中に雨が降ってきて、バスで帰ろうとしていたのですが、途中、雨が上がったので、歩いて帰ることにしたのです。それも知らない道を勘を頼りに歩いていて出会ったのですから、奇跡としか言いようがありません。
ヤエドクダミは、人間が作った品種で、元からの野生ではないというようなことを、どこかで読んだことがあります。現在では、どこかで販売していて、ほとんどは栽培しているものだということも聞いています。
ひょっとすると、このドクダミも栽培しているものかもしれませんが、それにしても、この目で見られたということで十分です。

 
ヤエドクダミ・メモ
■ヤエドクダミの特徴
ヤエドクダミ ▲数段重なる白い総苞片。
葉の形、色などは、まったくドクダミと変わりませんが、総苞片が4枚ではなく、数段積み重なっています。
これは突然変異とかではなく、このような品種なのだそうです。
重なっている総苞片の間には、本来の花である雄しべと雌しべが見えます。
ヤエドクダミ ▲ウエディングドレスのようにゴージャス。
重なっている総苞片は上に行くほど小さくなっています。
とてもドクダミとは思えないゴージャスな花です。