日本全国の山地の渓流沿いなどに自生する2メートルほどの落葉低木。公園の植え込みや庭木としても親しまれています。名前は、枝が弱々しく風に揺られる様子から「山振り」と呼ばれていたものが転訛して「ヤマブキ」となったと言われています。鮮やかな黄色の5弁の花をつけ、山の春を賑わします。
八重咲きのものもあり、太田道灌の故事で有名な「七重八重花は咲けども山吹の 実の一つ だになきぞ悲しき(後拾遺和歌集)」は、八重咲きのヤマブキのことです。
白い花をつける「シロヤマブキ」は、ヤマブキに似ていますが別の種類で、4弁花です。
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