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撮影日:2009年4月19日|場所:千葉県習志野市秋津
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四月の終わりから五月の連休にかけて、道端や草地できらきらと金色に輝く草を見かけます。それがコバンソウです。まるで草から小さな小判がぶら下がっているようですね。
コバンソウは一見雑草のようにも見えますが、一応、明治時代に観賞用として地中海沿岸から持ち込まれた帰化植物なのだそうです。
今のところ、日本で自生しているコバンソウ属は、このコバンソウとチュウコバンソウ、ヒメコバンソウの三種類のようですが、その中では一番大きく立派に見えます。
図鑑では知っていましたが、本物を始めて見た時は、ちょっとドキドキしました。観賞用として今でも鉢に入れて販売されているのも頷けます。
はじめて見たのは、10年ほど前、海岸近くの土手に数本自生していて、これがコバンソウかと感動したのですが、その後、なかなか見つけることができませんでした。
ところが、2年ほど前、家のすぐ近くの空き地の隅に群生しているのを見つけました。
それまでそこにはなかったので、おそらく造成用の土などに混じって運ばれてきたのでしょう。
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コバンソウ・メモ
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■小判と言うより蚕のさなぎ
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日差しを浴びて金色に輝いているところは、小判という形容がぴったりと言う感じもしますが、私は、昔よく磯釣りに行ったときに黒鯛の餌として使用した蚕のさなぎに、形、大きさ、色などそっくりだと、いつも思っています。
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▲蚕のさなぎのようです
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▲コバンソウの大群落
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▲風に揺れてキラキラ輝く
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