野の花図鑑トップへ 前のページへ戻る野の花図鑑トップページへ→

アメリカフウロ(亜米利加風露) フウロソウ科|フウロソウ属

アメリカフウロ
撮影日:2010年4月30日|場所:千葉県習志野市茜浜

アメリカ原産の帰化植物で、荒れ地や道端などでよく見かけますが、とても雑草とは思えないかわいい花です。 花の大きさは約1cm、薄い紫色で、4月中旬から7月頃まで咲いています。果実は、ゲンノショウコなどと同じ、2cmほどのロケット型(オクラを小さくしたような形)で、熟すと黒くなって、はじけて種を遠くに飛ばします。
<2011年6月4日>
昨日(2011年6月3日)、久しぶりに晴れ間が出たので、ぶらぶら散歩していたら、アメリカフウロの果実を見つけました。
面白いのは種の飛ばし方。ロケット型のさやの付け根に種子を5個ほど付けていて、熟すと、さやが種子を一つずつ付けて裂け、まるでつかんで投げるようにして遠くへ飛ばすようです。
このロケットの様な長いさやには、理由があったんですね。こんなにすごい機能が秘められていたとは!始めて見ました。面白いです。

セイヨウヒキヨモギ ▲花を見ればまちがいなくアメリカフウロ。   セイヨウヒキヨモギ ▲種子をさやでつかんで飛ばそうとしている。

 
アメリカフウロ・メモ
■アメリカフウロの特徴
アメリカフウロ ▲5弁のかわいい花
花びらはかわいいハート型で5弁、8〜10本の雄しべが雌しべに寄り添うように集まっています。
アメリカフウロ ▲赤い縁取りのある葉も
中には赤い縁取りのある葉や、葉の先が紅葉のように赤くなっているものもあります。がくや葉の裏には、長い毛が生えています。
ヒメコバンソウ ▲葉は5〜7裂
葉は根元から5〜7裂、茎には産毛の様な白い腺毛があります。