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撮影日:2009年7月11日|場所:東京都葛西臨海公園
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秋の七草のひとつに数えられるナデシコですが、それはこのカワラナデシコのことです。
秋の七草とはいえ、花は早いものは7月上旬頃から咲き始めます。皇居の東御苑で、10月18日に撮影したこともあるので、花期はかなり長いようです。
カワラナデシコは、昔(昭和20〜30年代)は道端や草原、河原などいたるところに咲いていましたが、最近は野生のものはあまり見かけなくなりました。
鉢植えなどで販売されているので、ベランダや室内などでも楽しめるようですね。
この写真は、葛西臨海公園の自然観察用に作られた川の河原に咲いていたものです。おそらく最初は植えられたのでしょうが、今は完全に野生化しているようです。
花の色は、ピンクが多いのですが、たまに白い花や濃いマゼンタ色の花が混じっていたりします。
素朴でかわいらしいので好きな花の一つです。
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カワラナデシコ・メモ
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■カワラナデシコの特徴
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背丈は30〜50cmほど。根元から何度も枝分かれし、茎の先端に花を付けます。
葉は対生、線状披針形で長さ4〜7cm、葉の先は尖り、基部は茎を抱いていて、葉の付いているところは節のようになっています。
花は直径4cmほどで、花弁は5枚、花弁の先が糸状に細かく深く裂けています。
雄しべは10本で、雌しべは花柱が2本。花の色は淡紅色が一般的ですが、白色もあります。
ガクは4cmほどと長いのが特徴的で、そのガクの根元に3〜4対の苞が付いています。
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▲2002年の夏、帰省した時に、月山から流れる赤川の河原で撮影した、完全野生のカワラナデシコ。
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