野の花図鑑トップへ 前のページへ戻る野の花図鑑トップページへ→

ヤマユリ(山百合) ユリ科|ユリ属

ヤマユリ
撮影日:2003年7月19日|場所:千葉県房総の村

花の直径約20cmと、野草としては非常に大きく、また豪華な花で、真夏の野山に君臨する代表的な野草です。
日本全国に分布するものとばかり思っていたのですが、調べて見ると、北海道と北陸を除く近畿以北にしか分布していないようで、驚きました。
里山の林や、最近は高速道路沿いの緑地などでもときどき見かけますが、背丈は1.5メートルもあり、花も大きいため非常に目立ちます。
上の写真を撮影したのは、千葉県の房総の村という施設の裏手にある里山なのですが、この時は、林のあちこちに10数本固まって咲いていて、非常に感動したのを覚えています。


 
ヤマユリ・メモ
■ヤマユリの特徴
ヤマユリ
北海道と北陸を除く近畿以北の里山や明るい林などに生育する日本特産種の球根植物です。
茎の高さは1.5メートルにもなり、その先に10個近くの、直径20cmもある花を付けるため、ほとんどが弓なりにしなっています。
花は横向きに開き、色は白色、花弁の中央に黄色い筋があり、赤褐色の斑点がたくさんあります。
非常に強い香りがあり、昔から観賞用として栽培されてきました。
鱗茎は食用にもなるようです。
ヤマユリ ▲林の中の背丈ほどもあるヤマユリ。
ヤマユリ ▲千葉の里山の林の中に群生していたヤマユリ。