野の花図鑑 前のページへ戻る

タンポポ(蒲公英) キク科 食用 薬草

写真
撮影日:2003年2月1日 場所:千葉県丸山町真野寺周辺


タンポポの名前の由来はいろいろあって、鼓の形と音からの連想やタンポ槍に似ているからなど、書ききれないほどです。ちなみに、英語名はダンデライオン(dandelion)というそうです。葉の縁のぎざぎざがライオンの歯を思わせることから来ているようです。
タンポポは雑草のように思われていますが、実はたいへん役に立つ植物です。セイヨウタンポポは明治時代に食用として輸入されたものが野生化したものであり、サラダや花のテンプラなどとして食べられています。また、タンポポコーヒーやワインなど飲料としても用いられています。
利尿剤や健胃薬など漢方薬として、高血圧や糖尿病などにも効果があると言われています。タンポポを切ると出てくる白い乳液を使って、ゴムを生産している地域もあるそうです。

写真は直径5cmほどの非常に大きなタンポポの花。茎がほとんどなく、地面にくっつくようにして咲いていました。
サムネール写真
▲違うアングルで