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どこで止めるか

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木と遊ぶ
ohta 2012-2-13 23:06

 

 

 

▲頭がわざとらしくて、しかも重い。

 

 

頭の処理が気になっています。

作り込んですっきりさせた方がいいかもしれないけど、作り込んでいくと、どんどん当たり前になっていって、つまらなくなります。どこで止めるか、そこが問題。

顔の表情はもう少し何とかしないと、と思っていながら、もう直せないかも。ノミの彫り跡をもっときれいにしないと・・・。

 

 

 

 

 

▲胸元と土台はこんな感じで仕上げ。首周りを整理。表情は、鼻と左目と口元、それに顔の輪郭を修正。頭のボリュームはもっと少なくしよう。

 

 

 

 

 

▲首と髪の間にノミが入らない。どうしようかなあ。

 

 



表情は難しい

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木と遊ぶ
ohta 2012-2-12 22:44

 

 

 

▲目や口元が生々しい。どこかその辺にいそうな顔になってしまった。もっとクールで無表情にしたい。それにしてもノミの跡が汚い。

 

 

顔で一番難しいのは目で、次が唇。このように小さいと、ノミが0.1ミリずれても表情が変わってしまいます。

浅く彫っている間はやり直しも効くのですが、ここまで彫ってしまうと表情を変えるのは難しくなってしまう。やり直したい感じもするなあ。

首から胸にかけて、どう表現しようか迷っています。

髪の処理もどうしようかと・・・。

普段は最終形が解っていて、余分なところは鋸などで落してしまうので、比較的やりやすいのですが、今回は出たとこ勝負ということで、行きあたりばったりで作っているので、細かいところにノミが届かなかったりします。

例えば、向かって右側の髪の奥の部分はもうほとんどノミを入れることができません。ノミは届くのですが削ることができないのです。

もし、髪の外側を先に削ってしまえば簡単にノミが入るのですが、ちょっと削りたくないという気持ちもあり、どうしようかと迷っています。

今日は8時間、昨日と合わせて13時間で、まだこれだけ。先が思いやられます。

 

 

 

 

 

▲目や口元は2ミリの刃を使用しても、うまく彫ることができない。仏像などを彫る人は、どうやって彫るのかなあ。

 

 



少女1

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木と遊ぶ
ohta 2012-2-11 23:53

 

 

 

▲彫り始めてから約6時間。サクラの木は固くてなかなかはかどらない。また、彫刻刀がきれなくて、切り口がささくれだっている。

 

 

久しぶりに彫刻刀を手にしました。今年の五月に行われるはずのクラフトマーケットに出展してみようと思ったからです。

今年は魚をテーマにしようと考えているのですが、なかなかアイデアが浮かばないので、手慣らしに人の顔を作ってみようと思います。

まず、木の大きさに合わせて、原寸で方眼紙にスケッチし、全体のイメージをつかみます。

動物などを作る時は、上下左右前後の6面の絵を描き、それをトレースして木に写すのですが、今回は、まず、油粘土で全体のボリューム感などを確認、それを見ながら、彫りかけの未完成な感じを出したいので、直に彫り始めました。彫りながら考えるというスタイルです。

久しぶりなので、手がすぐに痛くなり、親指にマメができそうです。

おそらく、もう10時間くらいはかかるでしょう。

それにしても、彫刻刀が切れない!丸のみは砥ぐのが大変なのです。

 

 

 

 

 

▲方眼紙に原寸で大体のイメージをスケッチ。木は62×62×155ミリのサクラを使用。木が縦長なので、そこを活かしながら、木からまさに誕生しようとする、どこか未完成なイメージに仕上げたい。

 

 

 

 

 

▲まず、油粘土で立体になった時のイメージをつかむ。それを見ながら、インスピレーションで彫って行こうと思っている。

 

 

 

 

 

▲斜めから見たところ。キューブの感じを残しながら粗い部分と精密な部分の対比を強調しようと思っているのだが、これからどうなるのか、今のところ私にもわからない。

 

 

 



木彫りにはまるきっかけ

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木と遊ぶ
ohta 2011-12-24 11:42

 

 

 

▲初めて作った手彫りの「メザシ」。直径4cmほどの何の木かもわからない細い流木を、ステンレスの切り出しナイフで彫ったもの。
長さ約11cm。透明水彩絵の具で薄く色を付け、泥絵具の銀でメザシの質感を出している。

 

 

なぜ木彫りなのか。まず、木彫りにはまったきっかけから話してみましょう。

写真のデータを調べてみると、初めて木彫りを作ったのは2005年の秋でした。

9月の連休で、たまたま仕事も暇で、家でメザシを肴にビールを飲んでいた時、メザシを何となく眺めていて、その形の面白さに気付きました。

これもたまたま、その日の昼に、近くの海岸で拾ってきた小さな流木が傍にあったので、酒の勢いも手伝って、子供のステンレスの切り出しナイフを借り、メザシを彫り始めたのですが、2時間もすると何となく完成。

色を付け、家族に見せると、上手だとか、本物みたいなどとお世辞を言われ、すっかりその気になってしまいました。

翌日、今度は素面で朝から、キッチンの壁に飾ってあった赤唐辛子のリースから唐辛子を一本抜き取り、それを見ながら唐辛子を作ってみました。

意外にうまく行ったので、調子に乗り、今度は図鑑を見ながらハゼを作って、家族に見せたところ、家族はもうほとんど無関心。 ふ〜んと言った感じでコメントもなし。

すっかり木彫り熱も冷めてしまい、そのまま木彫りのことは忘れていました。

三年ほど前に体調を崩し、ぶらぶらしていたのですが、さすがにこれではまずいと思い、何かしようと考えていた時、これもまた、たまたま図書館で根付の本を見て、これなら私でも出来るのではないかと思い、安い4本セットの彫刻刀と「木で彫る根付入門」と言う本を買ってきて始めたのが、木彫りにはまるきっかけでした。

本当にたまたまが重なって、面白半分で始めたことが、あとで死ぬほど苦しむことになるとは、この時はまったく気付いていませんでした。

 

 

 

 

 

▲二作目の赤トウガラシ。この木も何の木かわからない流木なのだが、ちょっと粘り気があってきめ細かな、川に生えている柳の様な木で、非常に彫りやすかった。
長さ約9cm。最初はこの赤トウガラシをたくさん作って、木のリースを作ろうと考えたのだが、家族の無反応で挫折。

 

 

 

 



ブログ始めました

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木と遊ぶ
ohta 2011-12-12 0:48

このカテゴリーでは、主に木で作る動物やアクセサリー、雑貨などの話をします。

最近は、いろいろと手を広げすぎて対応が追い付かず、制作は一時休止している状態なので、しばらくはこれまで作ったものの話などをするつもりです。

写真は何枚でも掲載できるので、新しく何かを作る時は、その過程などを写真で紹介することもできますよ。

 

なお、ブログを書き込むことができるのは、当面、私だけにします。ご意見などがある場合は、コメント欄に書き込んでください。

 

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