写真に撮ると、それまで気がつかなかったことが、よく見えてきます。
それは、両目で見るのと、片目で見るのとの違いです。
ふつうは、両目でそれぞれ違う角度から見ていたものを、頭の中で補正して、一つの立体に再構成するわけですが、カメラは、単眼で平面的に見るため、モノが形として見えてくる、つまり補正されないままのシルエットとして見えるため、形の不自然さに気がつく、というわけです。
これも、完成と思ったのですが、ところどころ不自然なところが見えてきました。
もう少しかかりそうです。
一昨日は休んで、昨日約5時間、今日8時間ほどでこんなもの。
大きさの割には比較的早い方ですが、それでも細かいところは刀の切れ味が悪く、
ささくれだっています。
夕方、1時間ほどかけて、彫刻刀を数本砥いで見たのですが、さほど変わりませんでした。
切り出しとか平刀などは、まあまあ砥げるのですが、丸刀を砥ぐのは難しく、砥石がどんどん窪んでいってしまいます。刃物砥ぎの難しさを痛感しています。
今日は約6時間でここまで。大きい分、時間はかかります。
手がどうしようもなく痛くなってきて、マメができそうです。
昨日、今度の木は欅などと書いてしまいましたが、
檜の間違いです。どうして間違えたんでしょうね。
少女2は失敗したので、大きな木でやり直すことにしました。
較べてみると大きさがよくわかります。
このくらい大きいと、彫りやすくなるのですが、削る量も多くなるので時間はかかります。
このところ指先だけでなく、腕から肩まで痛くて、握力もなくなってきたので、木は柔らかい欅にしました。
比率的にも少し余裕があるので、この前よりも髪に動きを付けようと考えています。
木が柔らかく、彫るのは簡単なので、もうほとんど完成に近いのですが、今一つ気に入らない。失敗するような気がします。
木が小さいということもあって、肝心の目や口元に彫刻刀が入らないので、うまく表情を作ることができません。
首を横にひねった時に、首の筋肉がどう動くかもはっきりしないので、横や後ろから見た時の感じが、どこか不自然です。
もう少し手を入れて直したいのですが、彫りすぎてしまったのでどこまで直せるか・・・。
次のイメージはこんな感じです。
ちょうどいい木がなくて、52×62×110ミリの木曽檜を使うことにしました。
檜は、仏像などに良く使われる木で、柔らかく彫りやすいのですが、柔らかすぎるところが弱点です。
ナイフで大雑把に形をとる時などは、非常に楽なのですが、細かい部分を小さな丸刀などで彫ろうと思うと、柔らかすぎてうまくいきません。
深く入りすぎるか、切り口がささくれだってしまいます。
切れる彫刻刀が欲しい!
やっと完成。
手を入れれば入れるほど、娘に似てきました。
この辺で止めておいた方が無難でしょう。
まあまあ満足。
次は、10歳くらいの女の子に挑戦しようかと考えています。
髪と目と口元、首筋などに手を入れ、オイルで仕上げ、完成だあ、などと思いながら写真に撮ってみると、気になるところがいろいろでてきました。
気になってこのままでは終われません。明日また手を入れよう。
全くつまらなくなってしまいました。
削ってしまったものは元に戻りません。
髪と駒kな部分の整理をして、この辺でそろそろ終わりにしようかと。
髪が気になって、いろいろいじっているうちに、結局はオーソドックスなものになってしまったようでう。
本当は今日、仕上げてしまいたかったのですが、まだ髪の処理のほかに、細かいところで気になるところがたくさんあって、明日いっぱいはかかってしまいそう。
過去ログの検索