絵でも俳句でもそうですが、曖昧さというのは、かなり重要です。
白黒をはっきりさせない、形を明確にしない、言いきってしまわないなど、曖昧にすることによって、余情や余韻が生まれることは、よくあることです。
今度のレリーフも、絵であれば、翼や上部の空間などは曖昧にしたいところですが、レリーフはそれができません。特に寄木の場合、輪郭をぼかすなどということは不可能で、何らかのはっきりとした形が、そこに出来上がってしまいます。
曖昧さが許されない表現というものが、これほど難しいとは・・・
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